そもそも医療保険って? 特約って何ニャ? 保険選びと見直しのポイント

医療保険とは、医療費の自己負担額に備える保険です。病気やけがで入院したり、手術を受けたりしたとき、給付金を受け取ることができます。医療保険の主契約は「入院給付金」と「手術給付金」の組み合わせが基本で、その内容は保険会社に大差はありません。 

医療保険には、さまざまな「特約」を付けることができます。特約を付けると保障が手厚くなりますが、保険料が上がります。 

主契約は外すことのできない中心的な保障で、特約は任意に選択できる保障です。特約は契約後に途中で付加することもできますが、特約部分だけを残して主契約を解約することはできません。 ←ここがポイント!

医療保険を選ぶ上で、特約の選び方を知りたいニャ

特約には、特定の病気になると入院給付金が上乗せされるもの、所定の状態になると一時金が受け取れるものなど、さまざまな種類があります。医療保険の主なものを簡単に解説します。 

※以下の特約は一例のため、名称や保障内容は保険会社や商品によって異なります。

詳しくは保険会社や専門家へ問い合わせましょう。

特約の例

がん入院特約

がんで入院した場合、入院給付金が上乗せされる。

生活習慣病入院特約

所定の生活習慣病で入院した場合、入院給付金が上乗せされる。特約によって「3大生活習慣病」「7大生活習慣病」など範囲が異なる。

女性疾患特約

乳がんや子宮筋腫など女性特有の病気で入院した場合、入院給付金が上乗せされる。

がん診断給付金特約

がんと診断確定された場合、診断一時金が支給される。

特定(三大)疾病保障特約

「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳血管疾患」により所定の状態になった場合、一時金が支給される(受け取り条件の確認が必要)。

まとめ

医療保険は人それぞれ。特約を付帯したほうがよいのか、その特約は本当に必要なのか、よく吟味することが大切 ですので、まずは専門家に相談しましょう。

監修:栗栖 史匡FP 株式会社ライトサービス 代表

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