ホンダの北米法人は2021年10月11日(月)、開発中の新型「シビックSi」のレーシングプロトタイプを公開した。新型シビックSiはアメリカ向けのシビックに用意されている高性能グレードで、高性能モデルの「タイプR」と標準モデルの中間グレードに当たる。派手なデザインが目を引くスポーティなモデルだ。
歴代モデルで最も扱いやすいシビックの中間グレード
今年登場した新型シビックにもSiグレードが用意される予定で、今回発表されたのは新型シビックSiをベースにしたレーシングプロトタイプとなる。
シビックSiは1992年に日本でも限定発売されていたが、その後日本ではラインアップされておらず、現在では北米仕様限定モデルとなっている。
今回開発を進めるシビックSiは歴代モデルで最も扱いやすく、運転するのが最も楽しいシビックSiとして発表する予定だという。
日本でも3000台以上を受注する人気ぶり
日本では2021年9月3日(金)に発売が始まったばかりのホンダ 新型シビックだが、出だしは好調だ。発売から約1ヵ月の10月7日(木)時点で、月間販売計画台数1000台の3倍以上を受注。
先代シビックからの買い替えユーザーを中心に、20代から幅広いユーザーに支持されている。
日本仕様ではハイブリッドやタイプRの追加が発表されている
国内仕様は、5ドアハッチバックのみの設定となり、当初搭載されるのは1.5リッターVTECターボエンジンだが、順次ハイブリッドモデルや、タイプRの追加投入を計画していることが公式にアナウンスされている。
今回発表されたシビックSiは大型のリヤウイングが目を引く派手なデザインで競技用装備と思われるが、スポーティなエクステリアデザインは注目度が高い。
セダンベースであることからも日本での販売はなさそうだが、限定車などで登場することを期待したい一台だ。
【筆者:MOTA編集部】