鑑識のノウハウを若手に伝授 広島県警が「伝承塾」

犯罪捜査に欠かせない鑑識の技術を若手に伝えるため県警のベテラン捜査官が伝承塾を行いました。

広島県警察学校で13日から3日間にわたって開催される「鑑識伝承塾」。講師はいずれも鑑識歴30年以上のベテラン捜査官です。

(県警鑑識課原忠嗣管理官)

「その場で(光が)どうなった時に一番よく見えるかを早く検討して捕まえてそれを維持していったら(足跡が)採れるようになる」

13日は県内の若手警察官12人が参加し事件や事故の現場を想定して足跡採取のほか指紋やDNA採取の方法について学んでいました。

(県警鑑識課原忠嗣管理官)

「私たちが経験したことを若い警察官に伝えることで彼らが現場に出た時に自信をもって活動できる一助になれば」

(参加者)

「女性の性犯罪が増えているのでそういった現場で女性警察官が適切に迅速に鑑識活動ができるように技術を身に着けていきたいと思います」

「鑑識伝承塾」は10年前から開かれていて県警は今後もこうした授業を通じてノウハウを引き継いでいきたいとしています。

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