ガソリン高騰7年ぶりに160円超 広島の冬の味覚にも影響

原油価格の高騰が続いています。新型コロナ感染者が激減する中、これから迎える秋の行楽シーズンに影響が出るかもしれません。

(古武家朋哉記者リポート)

「ガソリンの値上がりに歯止めがききません。こちらのお店でも169円となっています。170円台も目前ですね」

原油価格の高騰に伴いガソリンが6週連続値上がりしています。

13日に発表された県内のレギュラーガソリンの小売価格は、11日時点で1リットルあたり162円となっています。

(運送業の男性)

「いやー高いですね正直。給料もそんなに上がるわけではないのでガソリン代が下がってくれるとありがたい」

(配送業の男性)

「家庭的には痛いですね。やっとコロナが収束したのに(行楽に)行けないですね」

石油情報センターによりますと、原油価格次第では今後170円台になる可能性もあるということです。

(ダイヤ石油マネージャー矢田部秀一さん)

「先月先々月と比べて10円20円上がってきているような状況。(原油価格が)1バレル70ドルを超えないと思っていた。超えてきているので今後上がってくるのではないか」

(山口和政記者リポート)

「宮島沖です原材料の値上げは広島の冬の味覚にも影響が拡がっています」

価格が高騰しているのはガソリンだけではありません。廿日市市の島田水産ではカキの養殖に使う鉄製のワイヤーが高騰し経営に影響が出ています。

(島田水産島田泰昌社長)

「この1~2年で値段が上がって1t当たり20%ぐらいアップ」

島田水産のカキ小屋ではコロナ感染拡大前と比べ売り上げが6割ほど減っていて、材料費の高まりとともに経営面でダブルパンチとなっています。

(島田社長)

「これ以上上がったら(販売価格を)気持ち的には上げたいが良いカキを食べてもらえるように価格据え置きでがんばる」

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