【新日本・G1】石井が裕二郎との激闘を制す 意地の5勝目も無念の脱落決定

裕二郎(左)を攻める石井(東スポWeb)

新日本プロレス13日仙台大会「G1クライマックス」Aブロック公式戦で、石井智宏(45)が高橋裕二郎(40)を下して5勝目を挙げた。

ここまで6敗を喫している裕二郎の意地に、防戦一方の展開が続いた。投げ捨て式パワーボムでコーナーに叩きつけられ劣勢に陥った石井は、掟破りの垂直落下式ブレーンバスターからピンプジュース(変型DDT)まで浴びてしまう。

それでも3度にわたって狙われた裕二郎の必殺技BIG JUICE(インプラントDDT)だけは絶対に決めさせない。背後に回ってジャーマンスープレックスで投げ捨てると、強烈なラリアートで形勢逆転。最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪ってみせた。

激闘を制した石井はノーコメントで控室へ。意地の5勝目をスコアし、この時点で優勝決定戦(21日、日本武道館)進出に望みをつないだが、直後の試合でKENTAがタンガ・ロアに勝利し6勝目。ともに勝ち点12同士で飯伏幸太との最終公式戦(18日、横浜)を控えているため、残り1試合で勝ち点10の石井は数字上無念の脱落が決定した。

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