立民・枝野代表が〝東京8区騒動〟について吉田晴美氏に代わって説明

衆院選に向けて政策を発表した枝野氏だが…(東スポWeb)

立憲民主党の枝野幸男代表(57)は13日、都内ホテルで開いた会見で、れいわ新選組の山本太郎代表(46)が衆院選の東京8区からの立候補を取りやめた騒動について言及した。

立民は同選挙区の野党共闘による統一候補者擁立をめぐり、山本氏が立候補を取りやめたことを受け、同区支部長・吉田晴美氏(49)の公認を正式に発表している。

そんな中、吉田氏が騒動後、初めて公の場に姿を見せた阿佐ヶ谷駅前の街頭演説会(12日)では、一部報道陣が経緯の説明を求めたが、本人が答えなかったことで混乱が起き、警察官が出動する事態にまで発展していた。

枝野氏は山本氏が同選挙区を吉田氏に譲ったことについて「本人(吉田氏)としては、なかなかご自身で申しにくいことだと思います」と切り出しこう語った。

「結果的に吉田さんが東京8区で戦えることができたことは、私も喜んでいる。この(騒動)期間、本人は精神的に荷重をかけてしまったので、ぜひそこはご理解いただきたいと思います。党本部としても(有権者からの信頼を)取り戻せるよう、バックアップを進めたいと思っています」

立民は吉田氏だけに限らず、選挙区から出馬する公認候補の決定でゴタゴタ騒ぎが続いたことで、党内から枝野氏の政治手腕に対し「大丈夫か」と疑問を抱く声が上がっている。

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