10月13日、ロイヤルエンフィールドは普通自動二輪免許で運転できる新型クルーザーバイク『Meteor 350』を11月中旬から国内で販売開始すると発表した。
ロイヤルエンフィールドは、1901年にイギリスで創業された現存する世界最古のモーターサイクルブランドだ。現在はインドの自動車大手であるアイシャー・モーターズ（Eicher Motors Limited）の一部門となっている。
同メーカーでは中間排気量二輪車（250～750cc）が販売されていたが、これまで日本国内で手に入れることができるモデルは大型自動二輪免許が必要だった。
そんなロイヤルエンフィールドの国内でのラインアップに、普通自動二輪免許で運転できる『Meteor 350』がエントリーモデルとして追加され、11月中旬より販売されることが決定した。
Meteor 350は、1952年に発表された『Meteor』の名を受け継いでおり、時代を越えて愛されているロイヤルエンフィールドのスタイリングを継承しながらも、初となる試みが多く反映され、現代に適したモーターサイクルにデザインされている。
349cc空冷単気筒エンジンが搭載されていて、最高出力は20.2hp、最大トルクは27Nm／4,000rpmを生み出す。また、クルーザーの基本特性である低音域のグラントを実現しており、バランサーシャフトの採用により、ロイヤルエンフィールド特有の“ドスン”というエンジン音は維持しながら、スムーズで快適な操作性が実感できるという。
車体には、ツインダウンチューブスプラインフレームが採用されており、ワインディングでも自信をもって走行でき、高速道路ではしっかりとした安定感のある走りを、そして混雑した市街地では快適に操作できるように設計されている。
ヘッドライトとテールライトは、LEDとハロゲンヘッドランプを採用。メーターは新しくなり、アナログ式スピードメーター、液晶ディスプレイにはギアインジケーター、燃料計、時計、トリップメーターなどの必要な情報を表示する。また、ハンドルバーの下にはUSB充電ポートが装備され、外出先での充電にも使用できる。
さらに、初めてターンバイターンナビゲーションシステムが標準装備として搭載。このシステムは、『ロイヤルエンフィールドトリッパ―』と名付けられたバイク専用のナビシステムで、Googleマップを用いて、目的地に到着するまでの最適なルートを表示するものだ。
自身のスマートフォンにロイヤルエンフィールドのアプリをインストールし、バイクをペアリングすることで、どの道を曲がるのか、その曲がる道までの距離が確認することができる。
そして、Meteor 350には『Fireball（ファイヤーボール）』、『Stellar（ステラー）』、『Supernova（スーパーノヴァ）』の3つのエディションが用意されている。
ファイヤーボールは、鮮やかなレッドとイエローの2色のカラーバリエーションで、シングルタンクカラーと、タンクカラーにマッチしたホイールリムライニング、ブラックアウトされたサイクルパーツと機械加工されたフィンで仕上げられたエンジンが特徴。販売価格は59万6200円（税込）だ。
ステラーは、現代的な落ち着いたレッド、ブルー、ブラックの3色展開。統一されたタンクとボディパーツ、クローム仕上げのハンドルバーとエグゾースト、リヤには快適なバックレストが装備されており、販売価格は60万8300円（税込）となる。
最上位機種となるスーパーノヴァは、ブルーとブラウンの2色展開。ブラックとのツートンで統一されたタンクとボディパーツ、削りだしのホイール、プレミアムシート、ウインドスクリーンを装備しており、販売価格は62万2600円（税込）だ。
そのほか、純正アクセサリーも豊富で、パッセンジャーバックレスト、ツーリングスクリーン、ラゲッジオプション、エンジンガードやサンプガードなど機能性を向上させるアクセサリーに加え、サテン仕上げのステンレススチール、ブラックパウダーコートのスリップオンサイレンサー、美しい仕上げのツーリングシートなど、クラシックなスタイリングを演出するアクセサリーも用意されている。
