【新日本・G1】KENTAがタンガ下し6勝目 飯伏との最終公式戦へ「ただのやべえヤツだろ」

タンガ・ロア(下)を攻めるKENTA(東スポWeb)

新日本プロレス13日仙台大会「G1クライマックス」Aブロック公式戦で、KENTA(40)がタンガ・ロア(38)とのバレットクラブ同門対決を制して6勝目を挙げた。

驚異のパワーファイター・タンガに苦戦を強いられたKENTAは、go2sleepも回避されTボーンスープレックスで投げ捨てられる。突進を交わしてレフェリーと交錯させたスキに急所攻撃を見舞うが、追撃の竹刀攻撃は未遂に終わり逆襲のローブローで悶絶してしまう。

それでもエイプシットだけは阻止すると、タンガをコーナーに激突させて横入り式エビ固めに移行。自身の両足をロープに乗せるダーティーテクニックも駆使して押さえ込み、3カウントを奪ってみせた。

これで首位タイの6勝目。Aブロックは1試合を残して勝ち点12でKENTA、飯伏幸太、鷹木信悟、ザック・セイバーJr.の4人が並ぶ大混戦だ。最終公式戦(18日、横浜)で飯伏と激突するKENTAは「あいつは全地球上、全歴史上の人物のなかで最も軽々しく『神』って言葉を使った男。40近いヤツが『神になる』って言ってたらただのやべえヤツだろ。お前らもそれに拍手して、あの空間やべえからな。イブコー、やべえだろ」と早くも挑発。飯伏が「やべえヤツ」なのはほとんどのプロレスファンがとっくの昔から承知しているはずだが「逃げない、負けない、諦めない」を決めゼリフに対しても「なんか語呂でごまかして、すごいまとめてるけど大したこと言ってねえし。あいつ普通に変だからね、普通に。あいつ、変な人だから。神って…」と難癖をつけていた。繰り返すようだが、飯伏が「変な人」なのも、ほとんどのプロレスファンはとっくの昔から認識しているはずだ。

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