DeNAが広島の連勝止める 4安打固め打ちの宮崎「僕らは勝つしかない」

ファンの声援にこたえるDeNA・宮崎(東スポWeb)

DeNAが13日の広島戦(マツダ)で9―3と逆転勝ち。それまで6連勝と勢いに乗っていたカープに土をつけた。

3回に先発の大貫が3点を先制され、序盤から重苦しいムード。しかし5回に相手先発・床田が突如崩れると、牧の同点打、さらに宮崎の勝ち越し打など6本の長単打を畳みかけ一挙7得点を奪って引っ繰り返した。

終わってみれば、15安打9得点と打線が猛奮起。4安打2打点の固め打ちで打率を2割9分8厘にまで一気に引き上げ、ヒーローとなった宮崎敏郎内野手(32)は「先制されたが、何とか皆でつないでいった。まだまだ皆が諦めない気持ちだった」と表情を変えず冷静にコメント。4安打については「たまたまです」と謙遜し、残り8試合となったことに関して「とにかくしっかり前を向いて一戦一戦を戦う。僕らは勝つしかない」と力強い言葉を口にした。

現在リーグ最下位のチームは前日12日に12球団最速でBクラスが確定し、CS進出の可能性が完全消滅。それでも、この日の勝利で5位・中日4位・広島とのゲーム差はそれぞれ「0・5」、「3」と接近した。最下位脱出はもちろん、少しでも上位進出を果たすため最後まで意地の白星を積み重ねたいところだ。

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