鈴木愛理3年ぶり武道館公演で〝変化〟を強調「ローマ字を何度も確認しました!」

3年ぶり武道館公演で満員のファンを魅了した鈴木愛理(東スポWeb)

歌手の鈴木愛理(27)が13日、東京・千代田区の日本武道館でライブ「鈴木愛理 LIVE 2021 ~26/27~」を開催した。

鈴木が2019年末以来となる約2年ぶりの単独ライブで躍動した。オープニングはネットドラマ「ブラックシンデレラ 卒業編」のエンディンクテーマに起用された曲「Be Brave」でスタート。バンド「Amber’s」提供の曲「rescue」を初披露するなど、コロナ禍のために入場人数は半分に制限されているが〝大入り満員〟5000人の心をサプライズで躍らせる。

MCでは雨模様の天候に触れ「℃―ute時代から武道館の日に雨が降ると成功するというジンクスがあるんです」と話す。

鈴木といえば〝言い間違え〟が多いことでも知られる。3年前の武道館公演で正面に飾った看板の「武道館」のローマ字つづりが「BUDOKAN」でなく「DUDOKAN」と〝言い間違え(誤植)〟していたことを振り返り「今回はローマ字を何度も確認しました!」と笑わせた。

その後もシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子が提供した「笑顔」や、℃―ute曲の「夢幻クライマックス」なども披露。歌手の鈴木雅之にフィーチャーされた「DADDY!DADDY!DO! feat.鈴木愛理」ではグルーヴ感あふれるパフォーマンス。ピンク色のドレスをまとい、ステージ上で踊る姿が見るものの心をとらえた。

アンコールでは本音を吐露するシーンも。「グループ解散後、2018年6月にソロデビューして、4年目を迎えたんですけど、(3年前の武道館とは)自分の感情も違います。(3年前は)自信がない時期でした。個性がないと思っていた」と鈴木。それが「DADDY!~」を歌ったことで変わった。ソロ転身直後はアイドル時代と違う自分を表現しようと〝背伸び〟の気持ちがあったが「私が私でいいと思えた。私は歌うことが好きと」と改めて気づいたという。 ラストは「Easy To Smile」で締めくくった。来年にはアルバムを発売することも発表。鈴木の歌に会場に集まった惜しみない拍手を送った。

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