オリックスが山崎福の炎上で天王山決戦に敗れ足踏み ロッテと両軍がマジック王手

3回にレアード(右)らの生還を許し呆然とする山崎福(中)(東スポWeb)

首位オリックスがよもやの足踏みだ。13日の天王山2戦目となったロッテ戦(京セラ)は先発の山崎福が初回にレアードに右前適時打を許して先制されると、3回には二死一、二塁からエチェバリアに左前適時打、二死満塁から藤岡に左前へ2点適時打を浴びた。さらに代わったK―鈴木が田村に押し出し四球、5回にも6点目となる追加点を与え、苦しい展開を招いてしまう。打線は石川の前に凡打の山を築き、9回に杉本の31号2ランが飛び出したが、時すでに遅し。2―8と完敗した。

3回途中を8安打5失点で10敗目を喫した山崎福は「大事なゲームで試合を作ることができず、申し訳ないです」と肩を落とし、中嶋監督は「反省するところは反省し、今は前を向いていくしかない」と厳しい表情を浮かべた。ロッテと1・5ゲーム差に縮まり、両軍ともにマジック点灯に王手をかけた状態となった。

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