中日・山井&藤井が引退セレモニー 山井「皆さんがいなければ今の自分はいない」

中日・山井(東スポWeb)

中日の山井大介投手(43)と藤井淳志外野手(40)が13日のヤクルト戦(バンテリン)の試合後、引退セレモニーを行った。

この日の試合に山井は「9番・投手」、藤井は「1番・右翼」で先発出場。山井は初回、ヤクルトのトップバッター・塩見を伝家の宝刀・スライダーで空振り三振に斬って取り、20年間の現役生活を締めくくった。その裏、先頭打者として打席に入った藤井はヤクルト先発・サイスニードの前に見逃し三振に倒れ、ベンチに退いた。

引退セレモニーでは山井が「こんなに長くユニホームを着てプレーができるとは思っていませんでした。それも全て家族や両親、チームスタッフ、チームメイト、監督、コーチ、グラウンドキーパーの皆さん、何よりも厳しくも温かい目で叱咤激励を下さったドラゴンズファン、皆さんがいなければ今の自分はいないと思っております。本当にありがとうございました」と感謝。藤井も「プレーヤーとしての野球に今日でピリオドを打ちます。デッドボールに始まり、見逃し三振に終わった16年間でしたが中身は濃かったような気がします。幸せな野球人生をくれたのは支えてくれた家族や周りの方々のおかげだと思っています」とあいさつし、スタンドからは長年ドラゴンズを支えてきた功労者2人に大きな拍手が送られた。

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