物議を醸す電撃復帰から一気に頂点を取れるか。スターダムの葉月(24)が、王者・林下詩美(23)とのワールド王座戦(11月3日、神奈川・川崎市とどろきアリーナ)へ決意を語った。
9日の大阪城大会でスターダムマットに復帰した葉月は同期のコグマに勝利。「まだまだですね。短いとはいえ休んでいたので、感覚は戻り切ってないです」と振り返る。一日も早く元の感覚を取り戻すため、現在はフィジカルトレーニングと受け身に練習時間の大半を費やしているという。
2019年12月の引退時には「スターダムのことが大っ嫌い」と団体への不満を口にしていただけに、復帰には否定的な意見が多いことを覚悟していた。だが「入場で大ブーイングも覚悟していたんですけど、(観客が)拍手したり手を振ってくれて。プロレスラーになってよかったと思いました」と笑顔を見せる。
復帰が受け入れられた以上、目指すは頂点だ。すぐにV8戦の相手に名乗りを上げた理由を「(V7戦の)詩美と彩羽匠の試合を見て思わず動いたっていうのはあります。それに私も詩美と戦うことで今のスターダムのトップがどんな強さなのか知ることができるし、私がいきなり取ればスターダムに刺激も与えられるから」と語り表情を引き締めた。
「まず赤(ワールド王座)で次は白(ワンダー王座)。引退する前から『白を取る』と言って、できなかったのが心残りなので。コグマとのコンビでタッグも取りたい」。貪欲に各種王座を狙う。