ワクチン340回分を廃棄 保管基準温度超え 県センター佐世保会場

 長崎県は13日、県新型コロナワクチン接種センター佐世保会場の冷蔵庫で保管していた米モデルナ製ワクチン34瓶(340回分)について、冷蔵庫の温度が基準を超えていたため、廃棄処分にしたと発表した。
 県医療政策課によると、冷蔵庫では2~8度で温度管理し、1日3回確認している。12日は2回目の午後1時までは2.5度だったが、同6時時点で12.3度に上昇していた。8度を超えたら12時間以内に使用する必要があるが、接種日ではなく打ち手はいなかった。県は同日午後9時20分に報告を受けたという。
 温度上昇の原因は不明で冷蔵庫は既に交換。13日の接種に影響はなかったという。同課は「今後の接種計画に影響が出ないよう努める」としている。

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