「気軽に、一息ついて」 子育て支援センター『あさひ』開設 長崎・茂木合同庁舎内

子育て支援センター「あさひ」で、訪れた保護者らを支えるスタッフ=長崎市、茂木合同庁舎

 長崎市茂木町の茂木合同庁舎内に今月、市内13カ所目となる市子育て支援センター「あさひ」がオープンした。子育てを始めて間もない保護者らが集い、支え合える居場所を目指す。茂木地区だけでなく、市中心部の愛宕地区や小島地区周辺からも親子連れが訪れている。
 0歳からおおむね3歳未満の子どもと保護者、妊娠中の人が対象で、利用は無料。毎週月、水、金曜の午前10時~午後3時に開所する。茂木コミュニティ連絡協議会(大塚正一会長)が運営し、30~60代の女性スタッフ6人のうち1日2人以上が常駐している。
 スタッフはいずれも育児経験者で、既に子が独立した人や、今も小学生らを育てている人。センター長の峰夏代さん(60)は「経験を基にアドバイスしたり、同じ目線で共感したりしたい」と話す。
 地元住民らが寄付したおもちゃや絵本なども備え、親子で遊んだり、居合わせた保護者同士で語り合ったりと過ごし方は自由。新型コロナ禍で幼い子を育てる親が外出する機会も限られており、峰さんは「(親が)何かしないといけない場所ではないので、気軽に来てゆっくり一息ついてほしい」と呼び掛ける。
 予約不要。問い合わせは(電090.4127.1935)か(電095.836.1100)へ。

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