ザ・ビートルズの最新ドキュメンタリー映画から予告編と場面写真が公開

Photo: Courtesy of Disney+

2021年11月25日からDisney+で独占配信がスタートするピーター・ジャクソン監督による3部作のドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』より、予告編映像と場面写真が公開された。

Disney+は、復元された未公開映像で構成された同映画について、「ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの創造的なプロセスと彼らの関係性を最も親密かつ偽りなく捉えた映像」と説明している。

1969年1月の21日間にわたって撮影が行われた57時間にも及ぶ制作風景の映像と新たに発掘された150時間以上の未公開音声から編集されたこのドキュメンタリー映画に収められている映像のほとんどは、半世紀以上もの間、お蔵入りになっていた。

同映画は、2年以上ぶり、観客を前にしては実に3年ぶりコンサート(ルーフトップ・コンサート)に向けて、14曲の新曲を作ろうとしているザ・ビートルズの制作過程を収めている。

<予告編映像:The Beatles: Get Back | Official Trailer |> 

公開されたばかりの約4分間の予告編は、収録スタジオにいるザ・ビートルズのメンバーと撮影クルーの映像から始まり、当時制作中だった「Get Back」の歌詞について話し合う4人の姿を映し出した後、「つまり僕たちは14曲の新曲を完成させたいっていうことさ」と切り出すポール・マッカートニーに対し、「ここまで録音した曲で良いものは何曲ある?」とジョージ・ハリスンが尋ね、ジョン・レノンが「ひとつもないよ」と答えている。

また別のシーンでは、コンサートの開催が迫り、人間関係が試される中、ポールが、「僕たちにとって最高の瞬間は、これまでも、そしてこれからも、壁に背中を向けている(ライヴをしている)ときなんだ」と熱く語る。

また、同ドキュメンタリーでは、ロンドンのサヴィル・ロウにあったアップル・コアのビルの屋上で行われたザ・ビートルズの最後のライヴ・パフォーマンスが初めて完全なかたちで再現されており、彼らの最後の2作のアルバム『Abbey Road』と『Let It Be』からの名曲が演奏されている。

あわせてポスターも公開となった。

Written By Paul Sexton

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