気象庁は14日(木)、向こう1か月(10/16~11/15)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は、期間のはじめに寒気の影響を受けて気温がかなり低くなるが、その後は高温に転じる予想で気温の変動が大きい見込み。沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高くなりそうだ。
1週目(10/16~10/22) 寒気の影響を受ける北・東・西日本は、気温が平年よりかなり低くなる見込み。北日本の日本海側は、気圧の谷や寒気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多くなりそうだ。東・西日本の日本海側も、寒気の影響で平年に比べて晴れの日が少ない見通し。
2週目(10/23~10/30) 暖かい空気に覆われやすいため、一転して全国的に高温傾向が見込まれる。東・西日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。
3~4週目(10/31~11/12) 気温は、全国的に高温傾向が見込まれる。天候は、全国的に平年と同様で、北・東日本の太平洋側と西日本は、秋晴れの日が多くなりそうだ。
沖縄に「高温に関する早期天候情報」
沖縄は向こう2週間、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、特に22日(金)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため沖縄気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。