【高齢者の健康維持にeスポーツ】“孫にも一目置かれる存在”へ!日本初のシニアeスポーツチームとは

近年、プロ選手が生まれたりと急速に普及し、高齢者の間でも広まりつつある『eスポーツ』。

2021年9月には、秋田県で高齢者のeスポーツチームが発足するなど、高齢者の認知機能維持や世代間交流などへの期待が持たれています。

『eスポーツ』はウォーキングした時と同じ効果が期待される

『eスポーツ』は、自宅で過ごす時間がコロナ禍で増えたことにより、コミュニケーションツールや健康を維持するツールとして、高齢者に広がっています。筑波大学の研究によれば、ゲームでのプレイ中はウォーキングした時と同程度の心拍数に上昇し、ダイエットや脳機能向上の効果が期待できるとのこと。介護施設や病院のリハビリにも活用されています。

秋田県シニアeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」

秋田県では、“孫にも一目置かれる存在”を目指す日本初のシニアeスポーツチームとして、「マタギスナイパーズ」が発足。秋田県在住の66~73歳の男女8人から構成されており、日々奮闘中の様子が公式Twitterにて紹介されています。

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ゲームを練習中のシニアの会話も秋田弁で紹介。

「うわ〜!やられだ!」(訳:うわーやられてしまった!)
「どこで!なんの武器に!」
「あい!やべ!」(訳:あら!やばい!)
「なにが!どうやばいの!喋って!」

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「マタギスナイパーズ」メンバーの増沢泰子(プレーヤー名:エバちゃん)さん67歳は、下記のようにコメントしています。

「退職後、次の目標を探していたが、頭や体を使い老化防止につながる」

「マタギスナイパーズ」では今後、動画投稿サイトYoutubeで実況動画を投稿し、高齢者が活躍する姿や、秋田の魅力などを発信。配信での収入獲得を目指しています。
「マタギスナイパーズ」公式サイト

全国でもeスポーツチームが増加中

全国でもeスポーツを活用する自治体が増えていますので、いくつかご紹介します。

■【埼玉県さいたま市】「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」
2018年に設立。さいたま市内在住の65歳以上が「長寿応援手帳」を持参し、シルバーeスポーツの活動に参加すると「長寿応援ポイント」を付与。一定以上貯まったポイントは、1ポイント20円換算で奨励金へ交換。
「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」公式サイト

■【熊本県美里町・熊本市】「熊本eスポーツ協会」
2020年に設立。地域のお年寄りと児童がパズルゲーム「ぷよぷよ」で対戦するeスポーツイベントなどを開催しています。
「熊本eスポーツ協会」公式サイト

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