新型アウトランダーPHEVのデザイン公開。ミツビシ、10月28日にオンライン発表会実施へ

 10月14日、三菱自動車は2021年12月中旬に発売を予定する新型クロスオーバーSUV『ミツビシ・アウトランダー』のプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルのデザインを初公開した。また、同モデルのオンライン発表会を10月28日に実施することをアナウンスしている。

 日本をはじめ北米やヨーロッパ、アジア地域などに幅広く展開され、グローバルモデルの中核を担ってきたアウトランダー。その新型モデルに新たに設定されるPHEVモデルが今冬、日本市場に導入されるのを前に車両デザインで初公開された。

 この新型アウトランダーでは、機能を力強く表現したミツビシ独自のSUVデザインをベースに、新たなコンセプト“BOLD STRIDE(ボールド・ストライド)”が掲げられ、堂々とした存在感のある佇まいや、大地を踏みしめる力強さ、新しい一歩を踏み出す頼もしさを全身で表現されている。

 具体的にはフロントの“ダイナミック・シールド”が新世代へと進化し、より存在感のあるフロントフェイスに。また、フロントからリヤエンドにかけて厚みのある水平基調のプロポーションが与えられるとともに、張りのある面構成のボディにエッジを効かせたキャラクターラインを彫り込むことで、重厚感のあるスタイリングが作り上げられた。

 リヤは塊から削り出したような六角形の形状をもつテールゲートや、水平基調でボディ両端まで広がるテールランプなどによって、ワイドで安定感のあるスタイリングを主張する。足元には20インチの大径ホイールを採用し、それを包み込む筋肉質なフェンダーフレアを装備。力強く頼もしい走りを想起させる造形となった。

 ボディカラーは“ダイヤモンドカラーシリーズ”のホワイトダイヤモンド、レッドダイヤモンド、新型アウトランダーで新たに追加されるブラックダイヤモンドの3色を中心に全10色の設定となる。

 外観に合わせるように、インテリアにも水平基調のコンセプトが反映された。それを象徴するインストルメントパネルでは、芯の通った力強さと開放感を表現。フロアコンソールは幅広で存在感があり高級感のあるデザインとなった。
 
 ドアトリムには触感がよく質感の高いソフトパッドを広範囲に採用し、多くのパッドにステッチをあしらう。モニターやメーターは視認性を高め、セレクターやダイヤル、スイッチ類は操作時の節度感にこだわり、視覚だけでなく触覚にも訴える品質の高さを実現したという。

 そんな新型アウトランダーの内装は、米国メディア『WardsAuto』が選出する“2021ワーズ10ベストインテリア”に選ばれたことで、その質の高さを証明している。アウトランダーのガソリンエンジンモデルがミツビシ車として初めて選出された同アワードは、車両価格に制限なく選出され、造形の美しさや造り込み、快適性、人間工学を考慮した機能性と操作性などを評価するものだ。

 新型アウトランダーPHEVモデルのオンライン発表会は、10月28日(木)12時30分からスペシャルサイト(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/special/)で行われる。なお、発表会の模様はYouTube LIVE、Facebook LIVE、Twitter LIVEでも配信される予定だ。

インテリアには水平基調のインストルメントパネルを採用。芯が通った力強さと開放感が表現された
リヤは、塊から削り出したような六角形の形状をもつテールゲート、水平基調でボディの左右両端まで広がるテールランプなどによって、ワイドで安定感のあるスタイリングが与えられた。
外装色はホワイトダイヤモンド、レッドダイヤモンドと、新型アウトランダーで新たに追加されるブラックダイヤモンドの3色を中心に全10色の設定となる

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