【動画】目指せ頂点 全国高校サッカー和歌山大会(1)/神島「自主自律」掲げて成長

全国高校サッカー和歌山大会・神島高

 21日に開幕する第100回全国高校サッカー選手権和歌山大会に出場する田辺・西牟婁の3校を紹介する。

 夏以降、けが人が相次ぎ、ベストメンバーが組めない状態だ。特に、主将のMF那須が腰痛で本番に間に合わない見込みで、チームにとって大きな痛手となった。けが人の穴を、どれだけ他のメンバーで埋めることができるかが、勝ち進むための鍵を握る。

 3年生が夏で全員引退し、1、2年生24人の若いチームになった。攻撃の中心になるFW山下はスピードがあり、ボールを保持できて得点も期待できる。中盤は運動量が豊富で、献身的にボールを追うMF栗川に期待。守備はDF平尾、GK中瀬が頼りだ。

 坂下監督によると、真面目で素直な選手が多く、仲が良い。チームの雰囲気は良いので、走力を高めて試合に勢いをつけたいという。

 公式戦の県ジャンプリーグでは3部で戦っている。けが人の影響で夏場は大敗を喫する試合もあったが、持ち直しつつある。

 チームのスローガンは「自主自律」。自主的に行動し、自分を律することが選手たちの課題でもある。那須主将は「チームの状態は上向き。けが人が出たことで、一人一人に自覚が出てきた」と話す。

 和歌山大会では1回戦で笠田と当たり、勝てば2回戦で耐久と対戦する。坂下監督は「(来年の)新人戦につなげるためにも、ここで結果が欲しい」と期待する。

 副主将の平尾は「試合に出た選手が責任を持って、自分の仕事を確実にこなすことができれば」と気を引き締める。「去年と違ってこの時期に3年生がいない。今のチームのレベルを知り、新人戦につなげたい」と話している。

■HPに紹介動画

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全国高校サッカー和歌山大会・神島高メンバー表
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