西武からドラフト1位指名された隅田知一郎(ちひろ)投手(22=西日本工大)が14日、渡辺久信球団GM(56)、飯田光男常務取締役球団本部長(55)らの指名あいさつを受けた。
ドラフトで4球団競合の末、意中の球団との縁が成就した隅田は「今日あらためて、スタートラインに立ったのだと実感しました。ただ、本当の勝負はこれからですし、頑張らなければいけないとも思いました」と身を引き締めた。
その上で「あいさつの場で、今年の選手の中では一番の評価だったとの言葉をいただき、うれしかったです。ライオンズからは早々に1位指名を公言していただいて、身震いしました。ドラフト当日は、きっとライオンズの単独指名だろうなと思って臨んでいましたので、指名の重複には驚きました」との本音も。
しかし、事前に西武の単独指名をイメージしていたことで、飯田本部長がクジを引き当てたことはすんなり受け入れられたという。
1年目の目標を隅田は「1年間先発ローテーションに入って、できれば10勝したいです。そのためには今の自分では実力が足りないと思うので、しっかり練習していきます。そしていずれは日本代表として日の丸を背負って戦ってみたいです。今後は、球団から信頼される選手に、そして、一社会人として信頼される人間になりたいです」と語った。
ここまで自分を支えてくれたすべての関係者に対し「期待に応えられるよう頑張ります」と決意表明していた。