【富士通レディース】渋野日向子 2週連続Vは「本当に何も考えていない」

前日会見に臨んだ渋野

国内女子ゴルフの「富士通レディース」(15日開幕、千葉・東急セブンハンドレッドC)で、2連続優勝を目指す渋野日向子(22=サントリー)が14日、前日会見に臨んだ。

前週の「スタンレーレディス」でプレーオフ(PO)を制し、1年11か月ぶりに優勝。涙を流した姿が印象的だった。2週連続Vの期待がかかるが「本当に何も考えていない。目の前の一打一打にしっかり集中して、まずは予選を通過して決勝に臨みたい。悔いの残らないように戦いたい」と、平常心のプレーを心掛けた。

久々のツアー制覇で多くの人から祝福を受けた。その中で、渋野が印象的だったと挙げたのが、東京五輪銀メダリスト・稲見萌寧(22=都築電気)の言葉だ。稲見はインスタグラムのストーリーズで渋野に対し「もう最高! おかえり! あなたが1番似合う場所 かっこよすぎる」と投稿。切磋琢磨するライバルの心からの激励に「私的にはドキっとしたというか、そういう書き方をしてくれてうれしかった」と笑顔を見せた。

この日は練習ラウンドを終えた後も、コースが閉まる17時ギリギリまで練習に励んだ渋野。「ちょっとずつドライバーも振れてきているので、春くらいの飛距離と変わってきているのを見てほしい」。渋野フィーバーが再び巻き起こりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社