8連敗で貯金0の巨人・原監督「ファンに申し訳ない」貧打解消には「まあ、うーん、何て言うか…」

8連敗で貯金を吐き出した巨人・原監督

あまりにも勝てない。巨人の原辰徳監督(63)が0―3で敗戦した阪神戦(東京ドーム)後、ファンに向けて謝罪した。

トンネルの出口は果てしなく遠い。虎の先発・高橋を前にG打線は4回まで無安打。5回に中田が左前打を放ってチーム初安打としたが、終わってみればこの日の安打はこの1本のみ…。7月7日以来の白星を目指して先発した山口は7回無失点と好投し「ここ最近の登板でふがいない投球が続いていたので今日は何とか0点で抑えられて良かったです」と手ごたえを口にしたものの、最後は守護神ビエイラが虎打線につかまり勝ち越しを許した。

1安打零封負けは高橋由伸政権下の2016年7月7日の阪神戦(東京ドーム)以来約5年ぶりの屈辱。これで引き分けを挟んで8連敗とあまりに深すぎる沼にハマり、ついに貯金は4月11日以来の0となった。

目も当てられない結果に、指揮官も頭を下げざるを得なかった。「本当にジャイアンツファンに申し訳ないと言うね。もう、まだまだできるチームだと思います。何とかしなきゃいけませんね」。14三振に終わった打線については「何とか、うーん、そう、ね、うーん、まあ、うーん、何て言うか言葉がなかなか出てこないね」と言葉に苦しんだ。

あの手この手で勝利への道を探るも、なかなか結果に結びつかない原巨人。指揮官の苦悩の日々は続く。

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