今季限りで退任の中日・与田監督がホーム最終戦でファンに感謝「来年の優勝を願い最後までしっかり戦います」

最終戦セレモニーでファンにあいさつした与田監督

中日は14日のヤクルト戦(バンテリン)に1―1の引き分け。今季の本拠地最終ゲームを白星で飾ることはできなかった。

先発・勝野は6回5安打1失点と好投したが、打線は相変わらず迫力に欠け、7回に同点に追いつくのが精いっぱい。与田監督は「全て今年は悪かったわけではないんですけど、点が取れないというのは私の采配を筆頭にみんなで今まで以上に考えて、取り組んでなかったことにもっともっと積極的に取り組んでいく。相手だって抑えるために必死。それを上回っていかないと優勝争いというのは厳しいと思います」と語った。

試合後にはホームゲーム最終戦セレモニーが行われ与田監督は「今年は何とか優勝を、という思い出スタートしましたが、私の力及ばす、このような成績になってしまったことを大変申し訳なく思っています」とファンに謝罪。「ドラゴンズでプロ野球がスタートし、そして3年間、監督を務めさせていただきました。後ろにならんでくれているコーチ、選手たち、今、宮崎で戦っている二軍のスタッフ。特に今年はたくさんのことがありましたけれども、みんなのおかげで何とかユニホームを着続けることができました。本当に感謝しています。来年は一人でも多くの選手たちが大活躍をして、コロナも吹っ飛ばして、大勢のお客さんで埋め尽くされたバンテリンドームで優勝を。その瞬間を心から願って残り試合をしっかり戦います。最後まで皆さん、応援よろしくお願いいたします。3年間ありがとうございました」と感謝の言葉を述べるとスタンドからは大きな拍手が送られた。

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