長崎県内4選挙区に13人 自民4区 公認争い15日決着へ

 衆院選の長崎県内4選挙区には14日現在、前職4人、新人9人の計13人が立候補を予定している。うち長崎4区は自民前職の北村誠吾氏(74)と、西海市区選出の自民県議、瀬川光之氏(59)の公認争いが15日に決着するとみられ、全体の構図がほぼ確定する。
 立候補予定者の政党別は、自民5人、立憲民主3人、共産1人、国民民主1人、無所属3人。うち自民は1区と2区で前職が引退し、いずれも公募で選ばれた新人が出馬する。
 1区は国民前職の西岡秀子氏(57)が再選を目指す。自民は前職の冨岡勉氏(73)の引退に伴い、安倍晋三元首相の元政策秘書で新人の初村滝一郎氏(42)を擁立。共産新人の安江綾子氏(44)は国政初挑戦となる。
 2区は自民前職の加藤寛治氏(75)の後継として長男竜祥氏(41)が立候補を予定。比例北陸信越ブロックからくら替えする立民前職の松平浩一氏(47)との一騎打ちとなる見通し。
 3区は7選を目指す自民前職の谷川弥一氏(80)に、立民の山田勝彦氏(42)と無所属の山田博司氏(51)の2新人が挑む。また別の新人1人が立候補を準備している。
 4区は15日にも自民党本部が北村、瀬川両氏の公認争いに結論を出す。立民新人の末次精一氏(58)は参院選を含め6回目の国政挑戦。さらに、急きょ自民を離党した前佐世保市議の萩原活(ひろし)氏(61)、元大学助手の田中隆治氏(78)の無所属2新人も立候補する。

© 株式会社長崎新聞社