生後すぐに「脳死に近い状態」と宣告された帆花ちゃんと家族追うドキュメンタリー 「帆花」特報公開

2022年1月より劇場公開される、生後すぐに「脳死に近い状態」と宣告された帆花ちゃんと、母親の理佐さん、父親の秀勝さんによる家族の時間を追ったドキュメンタリー映画「帆花」の、特報が公開された。

特報では、長田弘さんの詩「最初の質問」を帆花ちゃんに読み聞かせる家族の姿や、動くことも言葉を発することもできない帆花ちゃんの姿などが描き出されている。

「帆花」は、生後すぐに「脳死に近い状態」と宣告された帆花ちゃんと家族の時間を収めた作品。常に見守りが必要な帆花ちゃんとの生活は、母親の理佐さんと父親の秀勝さんの二人にとっては当たり前で、普通のことだった。いろんな場所に出かけていき、絵本を読み聞かせ、お風呂に入れ、吸引をする、親子の日常の中で積み重なり、育まれていくものを映し出す。

帆花ちゃんと家族の日常の中に、生きる喜びと生命の営みを見出したのは、本作が初監督作品となる國友勇吾。國友監督は本作を「問いの映画」と語っており、「いのち」本来のあり方を見るものに問いかける内容となっている。プロデューサーに「春を告げる町」の監督でもある島田隆一、編集に「ニッポン国 VS 泉南石綿村」「東京クルド」などの秦岳志、整音を「台湾萬歳」「オキナワサントス」などの川上拓也が担当し、現代ドキュメンタリーの精鋭陣が集っている。

【作品情報】
帆花
2022年1月 ポレポレ東中野ほか 全国順次ロードショー
配給:リガード
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