劇団ひとりの東京五輪開会式出演はこの番組のおかげ!? テレビ初の“謎解きドラマバラエティー”がレギュラー化

TBSほかで放送の「日曜グランプリ」枠では、10月17日から「出動!謎ときヒーロー」(午後1:30)がスタート。6月に単発で放送された同番組が、好評につき、全8回にわたってレギュラー放送されることが決定した。

番組は、「謎ときヒーロー探偵事務所」から派遣された調査員たちが、世の中にあふれる謎を調査し解明に挑むという設定の、ドラマ×ロケの2大要素をマッチングさせた謎解きドラマバラエティー。前回に引き続き、探偵事務所の所長を劇団ひとり、事務員をファーストサマーウイカが演じる。

初回放送では、この春放送された同系連続ドラマ「ドラゴン桜」で秀才な生徒・小杉麻里を演じ、注目を集めた志田彩良と、宮下草薙(宮下兼史鷹、草薙航基)が調査員役でゲスト出演する。調査員たちが調べる謎は、不思議な山シリーズ。登山客がみんな“小刻みにジャンプ”してしまう「ポンポン山の謎」などに迫る。

収録後、番組内のアドリブが多い芝居の中で、東京五輪の開会式でに登場したことをいじられたひとりは「絶対許可とってないでしょ!」と一言。それに対して、ウイカが「単発での放送を見た方が、迫真の演技を見てオファーしたらしいですね」とさらにいじると、ひとりは「間違いです。冗談でも認めたくないです(笑)」と否定。

収録について、ひとりは「撮影が長かったですね、かなり押しました(笑)。けど、一切無駄がない撮影でどこかが押したとかじゃなく、予定が狂ってた! 撮影自体はすごく順調でした。あと記憶が正しければ、撮影中に1回も顔のテカリを押さえられてなく、ご覧になってもらえれば分かると思いますけど、どんどん顔がテカっていくのも見どころです(笑)」と全力で臨んだことを伝え、「いわゆる情報番組ドラマという感じだとは思いますが、ドラマの部分にものすごい謎が隠されており、かなり目を凝らして見ないと分からない設定があるので、それも楽しみにしてもらいたいですね」とポイントを伝える。

ウイカは「アドリブとドラマを、ヌルッと行き来するのがこの番組の一番の見どころです! 謎解きのシーンは本当にアドリブなので笑いをこらえるのが大変(笑)。2回目にしてやっと慣れてきて、楽しめる余裕が出てきました! ドラマと謎解き、1粒で二度おいしい『謎ときヒーロー』、ご期待ください!」とアピール。

志田は「コント調の物語が初めてで、普段笑いのツボがかなり浅いので心配でしたが、ぐっとこらえて心の中で楽しませていただきました。劇団ひとりさんがめちゃくちゃ面白くて、間近でひとりさんの表情を見て、つい笑ってしまいそうだったんですけどすごく我慢しました」と感想を語る。

草薙は「ロケをドラマっぽく撮ったのは初めての経験でした。普段あまり自分の出ている番組を見ようとはならないんですけど、どのように完成しているか分からないので、今回は見ようと思います」、宮下も「ドラマ部分と素のロケ部分が一緒になった番組っていうのはあまりないので、不思議な変わった経験でした。演技に身を入れたせいで、ロケ部分で抜けなかったです。自分が探偵っていう意識の切り替わりが難しかったです。劇団ひとりさんが面白すぎて、みんなが笑っちゃうから、押しました(笑)」と新たな趣向の番組に苦労した様子だった。

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