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苦境の中、難敵オーストラリアを2-1で破った日本代表。
4-3-3を採用したこの試合では、守田英正、田中碧という元川崎フロンターレの2人が中盤で先発起用され、勝利に大きく貢献した。
そこで、11月に行われるベトナム、オマーンとのアウェイ2連戦など今後の予選に向けて期待したい、川崎の現所属選手を厳選して5名ピックアップしてみた。
山根視来
まずは10月こそ招集されなかったものの、今年に入って森保一監督の日本代表へコンスタントに招集されている山根視来。
初招集となった今年3月、代表デビュー戦で韓国を相手に決めた先制点は衝撃的なものだった。
サイドバックでありながらチャンスメイク、さらにはインナーラップからゴールまで決められる、現J1アシスト王はチームに組み込みたい戦力。
11月のベトナム戦とオマーン戦はできれば多くの得点を決めたい試合だけに、酒井宏樹や長友佑都との違いを見せられる選手として山根に期待したい。
旗手怜央
東京五輪では気づけば左のアタッカーで先発出場。旗手怜央は今や日本最高のオールラウンダーと言える存在だ。
現在の川崎では主にインサイドハーフとして、時に受け手、次の瞬間には出し手となるなど、持ち前の技術とハードワークをいかんなく発揮している。
4-3-3の中盤に彼が入れば、状況に応じて一列上がり4-2-3-1へ移行することも容易。しかも、左ウィングが南野拓実なら彼を中に入れて左サイドに出ることもできる。
次世代の左サイドバックとしても期待されるだけに、できるだけ早くA代表にピックアップしてほしいタレントだ。
脇坂泰斗
今年3月に日本代表へ初招集され、韓国戦に途中出場してデビューを果たした脇坂泰斗。
テクニックと運動量に加え、正確なキックや相手をいなすターン、さらには球際の勝負強さと駆け引きに長けたハイレベルな攻撃MFだ。
怪我人続出の8月と悔しいACL敗退を経て、プレーの安定性が増し、一段上の選手へと成長した感がある。
「プリンス」と称されるルックスに似合わない気の強さは国際舞台で頼もしく、4-3-3と4-2-3-1を知り尽くしている点でも即戦力の一人と言える。
橘田健人
川崎において現在、目覚ましいスピードで成長しているのが大卒1年目の橘田健人だ。
田中碧が移籍した夏以降出場機会を増やすと、類まれな機動力と足腰の強さを武器に存在感を高め、今や川崎の中盤に欠かせない存在となっている。
インサイドハーフでもアンカーでも問題なくプレーできる点は、遠藤航や守田英正、田中碧との共通点。
日本で最もフランス代表のエンゴロ・カンテに近い特性を持つ23歳は、近いうちに代表入りを果たしてもおかしくない逸材だ。
車屋紳太郎
誰が呼ばれても代表で違和感なくプレーできるであろう、実力者揃いの川崎のDFライン。その中でも今なら車屋紳太郎を推したい。
29歳のDFは今季からセンターバックを定位置にしており、キャプテンの谷口彰悟を上回るほどのパフォーマンスを見せている。
対人守備の強さやスピード、左足でのビルドアップなどはいずれもハイレベルで、森保監督のもと前回日本代表で出場した2018年のコスタリカ戦時より確実にスケールアップしている。
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元々やっていた左サイドバックも日本代表の手薄なポジションであり、4-3-3への適応を考えればいつ代表へ復帰してもおかしくない。