ドコモ通信障害、サーバー切り替え失敗が発端 影響全国に

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[東京 15日 ロイター] - NTTドコモの田村穂積副社長は15日午後に会見し、けさにかけて発生した携帯電話サービスの通信障害は、サーバー切替工事の失敗が発端だったと明らかにした。月内に作業手順の見直しなどを進め、再発防止に努めると謝罪した。

問題が発生したのは、タクシーや自動販売機などに組み込まれた端末から位置情報などを取得するための、サーバーの切替工事。14日午前7時26分、作業中に不具合が発生したため、新設備への移行を中止して旧設備へ再び切り替えたところ、端末側から位置情報が大量に再送され、通信量が急増。同日午後5時頃から、一般ユーザーの電話やネットもつながりづらい状況が発生した。

同社は午後6時過ぎから、負荷軽減のためネットワークの通信制限を実施。午後8時前には解除したものの、その後も一般ユーザーの通信が混み合う状態が続き、4Gと5Gサービスが復旧したのは、きょう午前5時過ぎだった。

3Gは現在もつながりづらい状況が続いている。同社のネットワークを利用するMVNO(仮想移動体通信事業者)にも影響があったという。

副社長は「手順書を作成してシュミレーションも行ったが、結果的に想定以上のトラフィックが発生した。テレワークが中心になると通信の安定性がより求められるので、反省を踏まえて、通常運用と異なる状況でも、通信を確保できるようにしたい」と述べた。

会見に同席した小林宏常務によると、影響を受けたユーザー数はまだ不明。昨日からきょうにかけて、音声通話量は前週比15%減少、パケット通信量は同4%減少した。