韓国紙「戦争犯罪認めない日本は常識以下」「反省しない者は天が殺す」

韓国紙が日本の戦争責任を強く問う内容を報じている。

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世界ローカルタイムズは15日、ファン・ジョンテ記者の記事『岸田日本総理と韓日関係』を掲載し、岸田政権の対韓国観について批判を展開している。

ファン記者は「韓半島周辺情勢が揺れ動いている。120年以上前の旧韓(大韓帝国)末期と似ている」とし、中米露の動きに触れつつ、日本に関しては「岸田文雄新任総理大臣は、アメリカの対中国牽制戦略であるアジア回帰・リバランス政策にもたれかかり戦争遂行が可能な右傾化国家(路線)を放棄しないだろう」と述べている。

ファン記者は、「朝鮮半島を取り巻く4大国すべてがタフな相手だが、戦争犯罪の過ちを認めない日本の不道徳さは常識以下なので、私たちがどのように対応すべきか判断に困ること極まりない」と批判した。

ファン記者は「日本の残虐ぶりにより、韓半島、中国大陸、太平洋真珠湾、南洋諸島に至るまでどれだけ多くの罪のない命が犠牲になったことか」とし、「平和を破った日本人の罪悪は根が深い。遠くは倭寇から壬辰倭乱(文禄慶長の役)がそうであり、近現代史では1894年に甲午戦争(日清戦争)を起こし、東アジア戦争の序幕を開き、太平洋戦争の惨劇を主導した」と述べた。

続けて、「問題は、自民党に代表される極右派が勢力を伸ばしながら《侵略の定義は定まっていない》とし過去の歴史を否認する事実である」「日本は韓国をはじめ、戦争の傷痕が深く残る国々に経済報復ではなく懺悔をするのが道理だ」と指摘している。

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ファン記者は、仏教の「千手経」を紐解き、「人を死なせるなど、大きな罪を犯した場合、直ちに今日悔いて謝罪せよ(殺生重罪今日懺悔)」「さもないと真っ暗な大きな闇の中に閉じ込められる(癡暗無明大明)」と伝えた。

ファン記者は、岸田首相が本来は日本の穏健派であることや、2015年日韓慰安婦合意の日本側外相であったことに触れつつ、その後裁判で争われた慰安婦・徴用工問題に関しては国際法違反であると韓国を批判していると指摘。日韓関係は改善されなければならないが、「日本の謝罪が優先されなければならない」とファン記者は強調した。

続けて、「罪を犯したなら反省するのが道理だ」とし、「もし善くないことで世の中に名を馳せ者がいる場合、人は彼を傷つけることなくても、天が殺してしまうだろう(若人作不善得顯名者人雖不害天必戮之)」と主張している。

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