大武茜一郎カミングライダー就任 「チャリ」で約1000km西日本の被災地と神戸つなぐ

音楽バンド「初恋(突然少年)」の大武茜一郎(24)が、被災地と神戸を自転車(チャリ)つなぐ”チャリ”ティーランの走者「カミングライダー」の8代目に就任したことが15日、分かった。18日に熊本県球磨村から出発し、西日本の被災地に立ち寄りながら、31日に兵庫県神戸市・神戸空港島で開催されるチャリティーロックフェスティバル「COMING KOBE21」のステージを目指す。

カミングライダーは、神戸市で行われるチャリティーロックフェスティバル「COMING KOBE(通称・カミコベ)」の関連企画。日本各地の被災地と、阪神淡路大震災の被災地・神戸の間を自転車で走行する。被災地やこれまでのカミコベで集まった募金の寄付先に立ち寄り、そこで感じた思いを新曲としてその年のカミコベで披露する。

今年は令和2年7月豪雨の被災地・熊本県球磨村をスタート地点とし、九州と中国地方を走る。8代目のライダーに選ばれた大武茜一郎は、今春、COMING KOBE実行委員長の風次氏と球磨村を訪問。被災した小学校で、時が止まったように残されたままの教室を目の当たりにし、ソロ曲「算数セットとクレパス」を制作していた。

風次氏は、カミングライダーの「司令官」も務める。「毎年頑張って”被災地と被災地”を自転車で駆けずり回ってる割には罰ゲームみたいになってるカミングライダーを助けて下さい!」と呼びかけ、「全然、罰ゲームじゃないよ!『目の前の”突然自転車少年”は大切な命です』。応援よろしくお願いします!」とアピールした。

(よろず~ニュース編集部)

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