Suchmosのベーシスト・HSUさん死去 2019年に体調不良で入院、手術

人気ロックバンドSuchmos(サチモス)のベーシスト、HSUこと小杉隼太さんが15日、死去したことが公式HPで明らかになった。32歳だった。死因や亡くなった日などは明かされいない。葬儀は近親者のみで執り行われたという。

HSUさんは2019年6月、体調不良のため入院した結果、腫瘍が見つかり、摘出手術を受けたという。手術は成功し、回復に向かっているとされていた。

バンドのHPでは「メンバー、スタッフ共に、未だに現実を受け止めきれない状況で、戸惑い悲しんでおります」とつづられており「皆様におかれましても静かにHSUを見送っていただけますよう、お願い申し上げます。生前HSUに多大なるご厚情と応援をいただいた皆様に心より感謝申し上げます」とのメッセージが記載されている。

サチモスはボーカルのYONCEを中心に13年に結成され、15年にメジャーデビュー。ロックからソウル、ジャズ、ヒップホップを融合させた独特かつ革新的なスタイルを築いて人気を築き上げ、18年には「VOLT―AGE」がNHKサッカーテーマ曲に採用され、紅白歌合戦にも出場した。

19年には名曲「WATER」を挿入した3枚目のメジャーアルバム「THE ANYMAL」を発売。オリコンデイリーチャートで4位を記録していた。

今年2月には「修業の時期を迎えるため」との理由で活動休止を発表していた。ツイッターでは「本当にカッコよくてベースの素晴らしさを教えられた」「ウソだろ」「悲しみを乗り越えてバンドが再始動することを心より願います」など多くのの追悼メッセージが寄せられていた。

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