女子プロレス「シードリング」は15日、高橋奈七永(42)が左足首のボルト除去、ならびに右ひざの手術のため2か月の欠場期間に入ることを発表した。18日に関節鏡下滑膜切除術、左足関節骨内異物除去術手術を行い、復帰は12月29日の東京・後楽園ホール大会を予定しているという。
2020年2月にも「左変形性足関節症」の手術で長期離脱。プロレス界では症例がないと言われながらも、同年12月に奇跡の復活を遂げた。だが、痛みが徐々に再発したことで今回の手術に踏み切った。
高橋は団体を通じて「2020年の末に奇跡の復活を遂げてから走り続けてきましたが、体が休みを欲していたようで痛みも出てきてしまいました。左足首のボルトを抜くのに合わせて右ひざのクリーニングもして心身ともにリフレッシュさせていただきたいと思います。シードリング所属選手は少ない中ではありますが、無理をすることが美学ではないというものを進んで実践していきたいと思っております」などとコメントした。
度重なる欠場にも闘志は衰えていない。自身が保持するビヨンドザシータッグ王座(パートナーは松本浩代)の挑戦者決定トーナメントが開催され、トーナメント優勝者チームを相手に12月29日後楽園大会で防衛戦が決定。
「ひとつ言えることは年末までにはパッションが帰ってくるということです! それまでのトーナメントの経過を楽しみにしております」と、復帰戦でいきなりのタイトルマッチを刺激にして復活を誓った。