巨人・原監督が3発7得点の打線にさらなる爆発求める「9点取らなきゃ」

敗戦後、球場を後にする巨人・原監督

巨人は15日、乱打戦となったヤクルト戦(神宮)で7―8の逆転負けを喫し、9連敗でついに借金生活に突入した。

ようやく打線が目覚めた。初回は2番・坂本の19号ソロと4番・岡本和の39号2ランで3点を先制。7回も坂本と岡本和が揃ってタイムリーを放ち、3番の丸もマルチ安打と3四球を選んで5度出塁するなど〝サカオカ〟をつなぎ、久しぶりに攻撃にリズムが生まれた。

さらに、この日は「6番・一塁」でスタメン出場した中田にも3号ソロなどで2打点を挙げ、10試合ぶりに3点以上を叩きだした。だが、どれだけ得点を挙げても投手陣が4被弾を許すなど失点を重ね、力で押し切られた。

試合後、原辰徳監督(63)は「野球っていうのは投打で勝っていくわけだからね。9点取らなきゃ。(8点を)取られたらね。という部分で、いま一歩だったというところですね」と総括した。

もちろん、粘りは評価するが、野球は点取りゲームでもある。どんなに打っても、相手を1点でも上回らなければ勝利は得られない。「(つながりが出たのは)1試合だからね。明日もまた続くわけだから」。今後も手綱を緩めることなく、どうにか打ち勝って連敗を止める覚悟だ。

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