「有働さんの前で言いづらいが…」NHK党の立花党首が有働由美子に放った一言

立花党首(左)と有働キャスター

衆院選(31日投開票)の公示を4日後に控えた15日、「news zero」(日本テレビ系)で党首討論が行われた。国政政党9党のトップが顔をそろえた中、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花孝志党首(54)がNHK時代の後輩だったフリーアナウンサーの有働由美子キャスター(52)とスタジオで再会するもちゅうちょすることなくNHK批判を展開した。

事前収録だった党首討論だが、放送はほぼノーカットだったとみられる。大阪から中継だった日本維新の会の松井一郎代表以外の8人がスタジオ内にそろい、有働が一人ひとりに質問する形で進行。NHK時代は「NHKニュース10」のキャスターや紅白歌合戦の総合司会を務めた有働だけに9党の党首相手にも臆することなく、テキパキと進行し、政策を掘り下げていった。

ピリピリムードの中、唯一、スタジオが和やかになったのは、有働が若者の投票率を上げる方法を尋ねた時だ。トップバッターに指名された立花氏は「元NHKで一緒に仕事をした有働さんの前で言いづらいが…」と切り出すと、スタジオ内に笑い声が漏れ、空気は一変した。

立花氏はNHK時代、有働と懇意だったといい、退局後に有働の恋愛話や不正経理疑惑をネット上で明かし、バトルになっていた。立花氏は収録前、「あの時はゴメンね、悪かったねと、有働に声を掛けられたら。怖いな~」と気にしていたほどだった。

そんな経緯もあったため、立花氏は「言いづらいが…」と有働に仁義を切ったうえで、「皆さんが選挙に行かないと、いつまでたってもNHKの受信料を払い続けないといけない。ぜひ選挙に行ってください。NHKをぶっ壊す!」とアピールした。有働は特に反応することはなかった。

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