衆院選長崎4区 自民公認は北村氏 瀬川氏、無所属出馬を否定

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北村誠吾氏

 自民党は15日、衆院選長崎4区で前職の北村誠吾氏(74)を公認すると発表した。地方創生担当相時代の言動に対し選挙区内の組織から不満が噴出し、党県連は西海市区選出県議の瀬川光之氏(59)を公認申請していたが、党本部の裁定で北村氏を選出。4区は4人が出馬する構図が固まった。
 遠藤利明・党選挙対策委員長は党本部で、本紙の取材に「総合的に判断した」と答えた。
 4区では昨年秋、北村氏の不安定な国会答弁などを理由に、西海市の地域支部などが公認候補の再考を県連に上申。複数の支部や団体から推薦を受けた瀬川氏は9月、県連に公認申請を求めた。県連は選挙対策委員会の意向調査(投票)で、北村氏を上回った瀬川氏を党本部に公認申請していた。
 公認決定後、北村氏は佐世保市の事務所で会見し「誠にありがたい。これから挙党態勢を構築していく」と強調。公認争いについて「地域支部への説明不足があった。私の不行き届きがごたごたにつながったと深く反省している」と述べた。
 瀬川、北村両氏は「党本部の決定に従う」と署名で確認していた。県庁議会棟で取材に応じた瀬川氏は「約束をたがえることは組織人としてしない」として無所属での出馬を否定。「修復という言い方が適切かわからないが、挙党態勢を組めるよう努力をしなければならない」と語った。
 県連の山本啓介幹事長は「県連の決定が党本部の決定につながらなかったのは非常に残念だが、党員に挙党態勢への協力をお願いしたい」と話した。
 4区は立憲民主党新人の末次精一氏(58)と、前佐世保市議の萩原活(ひろし)氏(61)、元大学助手の田中隆治氏(78)の無所属2新人も立候補を予定している。