きょう16日(土)は日本付近を二つの低気圧や前線が通過する影響で、日本海側を中心に広く本降りの雨となりそうだ。太平洋側でも午後は雲が広がり、所々で雨が降る見込み。
また、前線通過後はこの秋一番の寒気が流れ込むため、東・西日本の各地で今年最後の夏日となる可能性がある。
前線通過で日本海側中心に広く雨 太平洋側でも所々で雨に
午前11時現在、東北に広く雨雲がかかり、東・西日本でも日本海側を中心に雲が広がって雨の降っている所がある。
また、北海道や東海以西の太平洋側では晴れている所があるものの、関東など一部で雨が降っている。
午後は日本付近を通過する低気圧や前線に向かって雲のもととなる暖かく湿った空気が流れ込み、雨の範囲が広がりそうだ。
特に、夜は日本海側を中心に広く本降りの雨となり、北海道の北部では雷を伴うおそれがある。 東・西日本の太平洋側でも雲が増えて所々で雨が降る見込み。外出の際は折り畳み傘があると安心だ。
また、全国的に次第に風が強まり、北海道や九州では強く吹くおそれがあるため注意が必要。
東・西日本 各地で今年最後の夏日か
最高気温は、上空に冷たい空気が流れ込んでいる北日本では15日(金)より大幅に低く15℃前後の予想。
東・西日本は前日よりやや低いものの25℃以上の夏日となる所が多く、九州南部や沖縄では30℃以上の真夏日となる所もありそうだ。
ただ、あす17日(日)以降気温が一気に下がるため、各地で今年最後の夏日となる可能性がある。
来週は一気に秋深まり広く11月並みの気温に 秋服や毛布の準備を
前線通過後は、日本付近にこの秋一番の寒気が流れ込み、来週は全国的に一気に秋が深まりそうだ。
北海道では17日(日)から18日(月)にかけて標高の高い山を中心に雪が降り、積もる所もある見込み。雪道への早めの備えが必要となる。平野部でも雪が降り、初雪となる所がありそうだ。
また、東北から九州でも来週は最高気温が20℃前後と11月上旬並みの気温となる所が多い見込み。
10月らしからぬ暑さの続いていた西日本でも一気に涼しくなるため、秋物の服や毛布などはきょう16日(土)のうちに済ませた方が良さそうだ。
(気象予報士・宮崎由衣子)