【AEW】鈴木みのる ブライアンと17年ぶり対戦で壮絶エルボー合戦

鈴木みのる(東スポWeb)

米国・AEWの「The Buy In」(15日=日本時間16日、フロリダ州マイアミ)で鈴木みのる(53)が元WWE王者ブライアン・ダニエルソン(40)とシングルマッチで激突した。

米マットで奮闘を続けるみのるは、9月にAEWに電撃参戦。ジョン・モクスリーと一騎討ちで敗れはしたものの、絶大なインパクトを残し存在感を発揮した。一方、9月にAEWに入団したブライアンもケニー・オメガと激闘の末、ドローとして底力を見せた。

そんな両者の注目の一戦で、気合の表情で現れたみのるはテーマ曲の「風になれ」コールを受けるなど会場からの期待の高さをうかがわせた。しかし序盤は左腕への集中攻撃、さらにグラウンドの展開でも左足に強烈な蹴りを見舞われるなど先制を許した。

それでもフェースロックで逆襲に転じる。強烈な張り手、そして渾身のエルボーでブライアンをなぎ倒すなど一歩も引かない気迫のファイトを披露。ロープ際での三角締めなどで完全に主導権を奪った。

その後は壮絶なエルボー合戦、相討ちでのダブルダウンなど一進一退の白熱戦で会場を大いに沸かせる中、みのるはゴッチ式パイルドライバーを狙う。しかしこれを回避されると最後はブライアンのランニングニーに沈んだ。

2004年7月の新日本プロレス旭川大会で、当時アメリカン・ドラゴンのリングネームを名乗っていたブライアンと対峙。この時はギブアップで白星を奪ったが、17年の時を経て2度目の対戦となったこの日は相手の地力の前に雪辱を許す形となった。これで1勝1敗。五分となったブライアンとの今後のストーリーが注目される。

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