神奈川県警、衆院選・川崎市長選に向け取締本部設置「選挙の自由と公正確保」

衆院選、川崎市長選の選挙違反取締本部を設置し、看板を掲げる捜査員=県警本部

 神奈川県警は15日、衆院選(19日公示、31日投開票)に向け、選挙違反取締本部を設置した。県警本部と全54署の計約1600人態勢で、取り締まりにあたる。県警は「選挙の自由と公正を確保するため、不偏不党、厳正公平な姿勢で臨む」としている。

 捜査2課によると、今回の衆院選に関連し、15日までに文書図画の掲示違反で12件の警告を出している。2017年の前回衆院選では、自由妨害で1件を摘発、文書図画の掲示違反など9件で警告を出した。

 また県警は15日、任期満了に伴う川崎市長選(17日告示、31日投開票)に向けた取締本部も設置した。

 県警は、衆院選、川崎市長選とも専用メールで選挙違反に関する情報提供を求めている。アドレスはsenkyojyouhou@police.pref.kanagawa.jp

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