ケニア国家警察は現地時間15日、東京五輪の陸上女子5000メートルで4位入賞を果たしたアグネス・ティロップさんを殺害したとして、容疑者として行方を追っていた夫を逮捕したと発表した。
米放送局CNNによると、ケニア国家警察は「先日、ティロップさんを自宅で殺害した容疑者の夫が熱心な警察の刑事によって逮捕された」と声明を出した上で「容疑者の夫とは別に、もう一人が逮捕され、二人とも警察の捜査に協力している」と明かした。
さらに、容疑者の夫は国境付近で逮捕されたが、その理由について「警察から逃れるために隣国から逃げようとした」と報道。「逮捕された日の正午頃、容疑者の夫は逃走用の車両をロータリーに突っ込ませ、必死に捜査網から逃れようとしていた」という。
ティロップさんは2017年、19年世界選手権1万メートルで銅メダルを獲得。先月にはロードレース(10キロ)で世界記録を更新するなど、期待の有望株だった。