ジャマイカの伝説的なレゲエ・スター、ボブ・マーリー（Bob Marley）の歌と人生を描いたミュージカル『Get Up, Stand Up! The Bob Marley Musical』が、ロンドンのウエスト・エンドで2021年10月から上演されている。
ショーディレクターのクリント・ダイアーは、10月14日に行われたプレス用のレビューでロイター通信に対してこう語っていた。
「彼を動かしていたものは何か、なぜ彼はそのような選択をしたのか、私たちは彼の心を見せようとしているんです」
「彼の政治的傾向は、彼が置かれていた状況から生まれたものです。ですから私たちは、第三世界の世界的なスーパースターが生まれた背景を伝えようとしています」
英国の俳優であり劇作家でもあるアリンゼ・ケネが、トレードマークのドレッドヘアを身にまとい、ビデオや写真で研究した動きや物腰でボブ・マーリーを演じている。彼はこの役を演じるのは大変なことだが、子供の頃のヒーローを演じる機会に飛びついたと語っている。また、新型コロナウイルス蔓延で劇場が閉鎖された後に、再び舞台に立つことができたのも同様に嬉しかったとこう語る。
「NetflixやAmazon Video、Huluなどを利用するのもいいですが、舞台に来て、生のパフォーマンスに勝るものはありません。毎回のパフォーマンスが二度とないものですし」
『Get Up, Stand Up! The Bob Marley Musical』は、映画『リトル・ダンサー』や『ロケットマン』の手掛けてきたリー・ホールが脚本を担当している。
Written By Sam Armstrong
