巨人・原監督の我慢も限界…6安打4失点の高橋に1回もたず降板指令

いきなり4失点で降板する高橋優貴(東スポWeb)

重すぎるビハインドだ。引き分けを挟んで9連敗中の巨人が16日の広島戦(東京ドーム)で初回から4失点だ。

チームの勝ち頭でもある先発・高橋優貴投手(24)が大乱調となった。先頭打者の宇草に2球で先制弾を浴び、大きな拍手でマウンドに送り込んだファンからは早くもため息が漏れた。小園は見逃し三振で仕留め、ここで踏みとどまれれば良かったが、一死後から西川と鈴木誠の連打などで二死一、三塁とピンチが広がり、菊池には左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて2点目を失った。ベンチからは早くも桑田投手チーフコーチ補佐がマウンドに向かったが、なおも二死二、三塁から林に中前へ2点タイムリーを許し、初回から4点を失った。

さらに8番・石原の右前打で二死一、二塁。次打者が相手先発投手の森下という打順で、原辰徳監督(63)の我慢も限界を超え、ベンチから腰を上げて戸根への交代を球審に告げた。

ここまで11勝を挙げている高橋がまさかの1回もたず、2/3で6安打4失点KO。連敗ストップへ、打線の猛奮起が不可欠だ。

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