ベルギー生まれのストロマエ、久しぶりの新曲は全ての労働者へのアンセム

Stromae - Photo: YouTube/Darkroom/Interscope Records

ベルギー生まれのアーティスト、作家、パフォーマー、プロデューサー、デザイナー、ディレクターであるストロマエ(Stromae)が、2018年の「Défiler」以来となる新曲「Santé」を2021年10月15日に発表、ミュージック・ビデオも公開となった。

<ミュージック・ビデオ:Stromae - Santé>

ストロマエはベルギー生まれのシンガーソングライターで、彼のフランス語で歌うエレクトロ・ポップは世界中で人気を博し、2009年にリリースした楽曲「Alors on danse (“だから踊る”の意味)」は15か国で1位を獲得し、マドンナ、カニエ・ウェスト、ロードなどのアーティストもファンだと公言し、カニエは同楽曲のRemixに参加しているほど。2013年に発売したセカンド・アルバム『Racine Carée』は6カ国で1位、フランスでは200万枚以上の大ヒットを記録している。

今回発表された新曲「Santé / サンテ」とは「健康」という意味で、普段はあまり称賛されることのない、他の人がパーティーをしているときに働く人たちに捧げられたアンセムだ。南米のクンビアからヒントを得たキャッチーなリズムに、陽気なエレクトロを織り交ぜており、「最悪の労働時間を克服した人たちのために乾杯しよう」とストロマエは歌っている。

このミュージックビデオは、Jaroslav MoravecとLuc Van Haverが共同で監督を務め、ストロマエのクリエイティブレーベルであるMosaertが制作。このビデオでは、ダンスに誘われた日常のヒーローたちが、夢のようなパーティーに次第に身を任せていく様子が描かれている。

この新曲は、ストロマエがTikTokで人気を博してから初めての新曲となる。TikTokでのトレンドは、ストロマエの「Alors on Danse」のリミックスに合わせて、友人たちがシンプルに踊っている動画がTikTok上で出回ったことから始まり、Usim E. Mangの動画は現在までに1億1800万回以上の再生回数を記録している。歌手のジェシー・マッカートニーは、自分が投下する「重大なニュース」を告知するミームとして、この曲に合わせて踊り話題となっていた。

Written By Will Schube

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ストロマエ「Santé」
2021年10月15日発売

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