カラフル熱気球 秋空彩る バルーンフェス開幕

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バルーンフェスが開幕し、一関水辺プラザに次々と押し寄せる熱気球=15日午前9時15分、一関市狐禅寺

 熱気球イベント「一関・平泉バルーンフェスティバル2021」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は15日、3日間の日程で一関市狐禅寺の一関水辺プラザを主会場に開幕した。新型コロナウイルス感染防止の観点から、無観客で競技飛行のみの実施となる中、国内最高峰の競技会「熱気球ホンダグランプリ」の第2戦として国内トップクラスのパイロットによるレースが繰り広げられ、カラフルな熱気球が秋の一関の空を彩った。

 同フェスは東日本大震災復興支援イベントとして震災翌年の2012年から毎年開催されている。今年は新型コロナの感染拡大に伴い開催可否について検討されたが、県独自の緊急事態宣言が解除されたことから最終的に開催が決定。イベント内容は競技飛行のみを無観客で実施し、毎回人気を集めるバルーンイリュージョンや熱気球係留体験搭乗会、ステージイベントなどは行わないこととした。

 競技飛行のエントリーは過去最多の30チームで、オフィシャル2機を含め32機が参加。初日は開会式が行われ、実行委名誉委員長の佐藤善仁一関市長が開幕を宣言した。

 開会式直後の競技は同プラザが目的地となり、指定されたゴールに向けて飛行する熱気球が地上のターゲットを目掛けてマーカーを落とす「ジャッジ・デクレアド・ゴール」などを実施。同日は朝から深い霧が立ち込めたため、当初予定の午前6時20分から1時間半ほど遅れてスタートした。

 熱気球は萩荘、厳美方面から東に向かい、市街地上空を飛行したことで、通勤や通学の人たちが立ち止まって空を見上げる姿が見られた。同プラザには午前9時ごろから次々と熱気球が押し寄せ、周辺の橋などで待ち構えた人たちがカメラを向けていた。同市三関の佐藤美由紀さん(42)は「今年もバルーンを見ることができてよかった」と笑顔で語っていた。

 同日午後は天候不良のため中止となった。競技飛行は2日目の16日午前6時20分からと午後2時45分から、最終日の17日午前6時20分からも実施する予定。