レアルがレジェンドのシャビ・アロンソを将来の監督に指名

フロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが、レジェンドOBで同2部レアル・ソシエダードBチームのシャビ・アロンソ監督(39)を、将来の監督候補に指名した。

Rマドリード専門メディア「デフェンサセントラル」は「フロレンティーノ・ペレス会長は、シャビ・アロンソが中期的な視点でマドリードの監督になることを望んでいる」と、名門が将来を見据えて監督の座を用意していると報じた。

シャビアロンソ氏は現役時代、Rマドリードの中心選手として数々のタイトル獲得に貢献したレジェンド。「マドリードのリーダーたちから高く評価されており、真面目でありながら同時に明朗快活で物事をはっきりと言い、周囲からのリスペクトを生み出している」と同メディアは名門の首脳陣から高い評価を得ていると指摘。「短期的にはないかもしれないが、シャビ・アロンソが上位チームを率いてうまくいけば」と実績を積めば遠くない将来に名門の指揮官に就任すると分析した。

指導者としてはRマドリードU―14や現在のRソシエダードBチームを率いてきたが、すでに欧州の強豪クラブからオファーも届いている。しかし「ボルシアMGやバイエルン・ミュンヘンを強化するスタッフの噂もあったが、あらゆる種類のオファーを拒否した」と今後のステップアップを慎重に吟味しているようだ。

Rマドリードが監督の有力候補として早々にリストアップした理由は、イングランド・プレミアリーグのリバプールの動向にも関係している。

シャビアロンソ氏にとっては、リバプールも古巣で大活躍したクラブでもある。「クロップ監督が継続しない場合は、リバプールがシャビ・アロンソを彼の代わりの一人とすることに非常に興味を持っている」と、リバプールも引き抜きに関心を寄せており、うかうかしていられないというわけだ。

今後はRマドリードとリバプールという世界屈指の人気クラブの間で激しい綱引きが展開されそうだ。

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