17日(日)朝にかけて広く雨 風も強まる 来週は一気に秋深まり各地で11月並みの気温に

 あす17日(日)の朝にかけて日本付近を前線の雨雲が通過し、広い範囲で雨が降る見込みだ。前線通過後は上空にこの秋一番の寒気が流れ込み、北海道では雪の降る所がありそうだ。
 また、あす17日(日)に加えて来週中頃にも寒気が流れ込む見通し。各地で一気に秋が深まり、11月並みの気温が続く所もありそうだ。

17日(日)朝にかけて前線通過 広く雨で風も強まる 太平洋側は日中次第に天気回復

 日本海側では、きょう16日(土)夜は前線の影響で広く雨が降り、あす17日(日)は上空の寒気の影響で北海道日本海側を中心に雨や雪、東北から山陰にかけての日本海側で雨の降る所がありそうだ。北海道では雷を伴って降り方の強まるおそれがある。
 一方太平洋側では、北海道や西日本で日中天気が回復へと向かうが、東北や関東甲信、東海では昼ごろまで雨の残る所がある見込み。
 また、全国的に北寄りの風が強まる見通しで、沿岸部では高波にも注意が必要となる。

雨の後は今季一番の寒気南下 一気に秋深まる 北海道は平野部でも初雪の可能性

 前線の通過後、あす17日(日)は北寄りの強い風に乗って、日本付近の上空にこの秋一番の寒気が流れ込む見込みだ。標高の高い山で雪を降らせるような寒気が北陸から東北付近に、平地で雪を降らせるような強い寒気が北海道の一部に流れ込む予想。

 北海道ではあす17日(日)から18日(月)にかけて標高の高い山間部を中心に雪が降り、積もる所がある見込み。雪道への備えをし、路面凍結などによる交通への影響に注意が必要だ。日本海側の平野部でも初雪となる可能性がある。

 また、寒気の影響で全国的にきょう16日(土)より気温が大幅に低くなりそうだ。
 17日(日)の予想最高気温は、北日本で12℃前後、北陸や関東甲信でも20℃に届かず、夏日の続いていた東海以西の各地でも22℃前後の見込み。これまでまだ夏服の出番があった地域でも一気に秋らしくなるため、服装選びなどに注意が必要だ。

21日(水)ごろも冬型気圧配置で寒気流れ込む 来週は各地で11月並みの気温に

 日本付近では21日(水)ごろにも北日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置が一時的に強まり、上空に再び寒気が流れ込む見込みだ。
 来週は各地で平年より気温の低い状態が続き、11月並みの肌寒さとなる所も多い予想。北日本の各地では最低気温が10℃を下回り、最高気温も20℃に届かない日が多くなりそうだ。東・西日本の各地でも、朝の最低気温が10℃前後、最高気温も20℃くらいの日が続く見込み。
 秋物の洋服や厚手の寝具等を準備して体を冷やさないようにするなど、体調管理に気をつけたい。

(気象予報士・宮崎由衣子)

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