【日本短水路選手権】瀬戸大也が個人メドレー2冠「レースが自分の練習になる」

瀬戸大也(東スポWeb)

競泳の日本短水路選手権初日(16日、東京辰巳国際水泳場)、男子400メートル個人メドレー決勝は東京五輪代表の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が4分0秒49で制し、100メートル個人メドレーとともに2冠を達成した。

前半から先頭争いを繰り広げ、300メートルを通過してからはトップを譲ることなくフィニッシュ。レース後は2位の田渕海斗(NECGSC溝の口)の名前を挙げ「自分を押し上げてくれた。思ったよりもタイムは速かった」と振り返った。

この日は3種目に出場。最後の200メートルバタフライは東京五輪銀メダルの本多灯(アリーナつきみ野SC)に屈して2位に終わり「スパートをかけられなかった」と、世界記録保持者として悔しさをにじませながらも充実の表情だった。

国際水泳リーグ(ISL)から帰国後は千葉県内の施設で隔離生活を送り、この日に隔離期間が明けたという。「ISLがかなり充実した試合だったので、モチベーションの維持がなかなか難しいけど、日本でも試合が開催されて強化できるというのは自分の中ではありがたい」

12月に予定されている世界短水路選手権(UAE)出場を目標にしている瀬戸。「レースが自分の練習になる」と言葉に力を込めた。

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