元“神童”の神戸ボージャン、ライバルの存在にも「自分はFWだけの選手じゃない」

16日、明治安田生命J1リーグは16日に第32節が行われ、ヴィッセル神戸はホームでアビスパ福岡を迎えた。

試合はなかなか均衡が崩れなかったが、86分、6試合ぶりにベンチ入りしたブラジル人FWドウグラスが決勝点を決め、神戸が1-0で勝利した。

また、この試合では8月に神戸に加入した元スペイン代表FWボージャン・クルキッチも初めて先発で起用されている。

試合後ボージャンは記者会見に登場し、このように話した。

ボージャン

先発で出られて良かったです。今はチームメイトと試合時間を重ねていくことが自分にとって何より必要だと考えているので、今日みたいな試合というのは自分にとってもチームメイトにとっても相互理解を深めるためにすごく良いものでした。

前半はフルでプレーしたんですが、あまりスペースを与えてくれない相手(福岡)に、自分もチームの中でのフィーリングを感じながら幾つかいい感じで連携をとれていました。

これからそういったところを伸ばして、試合を重ねるなかで相互理解を重ねていきたいですね。

(イニエスタと一緒にプレーした感想は?)

一緒にプレーできて嬉しいですね。すごくやりやすい。彼については誰でもそうなんですが、周りの選手をとてもプレーしやすくしてくれる選手だと思う。

繰り返しになりますがスペースを与えない相手(福岡)に、彼とも幾つか連携できました。「目を合わせる」だけである程度何をしたいか理解できる選手がピッチにいるのは心強いですね。

(FWのポジション争いは激しいですが)

ここに来る前から(神戸が)今季、素晴らしい戦いをしているチームだと知っていました。私は最初から、チームに貢献してプラスアルファを与えられる選手になりたいという気持ちできました。

チームメイトはシーズンの初めから戦っていて、多くのFWがいるのは確かです。ただそれぞれのFWに味が、異なるスタイルがありますので、監督に与えられたチャンスの中でしっかり結果を残すことが重要だと思っています。

また、決して自分はFWだけではなく他にもいろいろできる選手だと自覚しているので、与えられたポジションでやっていきたいなと思います。今はいい感覚でできているので、それを大切にしながらこれからもチームに貢献できるようにがんばっていきたいです。

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勝利した神戸は勝ち点を60に伸ばし、3位をキープ。対する福岡は連敗となったが、他会場の結果によりJ1残留を決めている。

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