中国初の太陽探査衛星、打ち上げ成功

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中国初の太陽探査衛星、打ち上げ成功

14日、太陽探査衛星「羲和」を搭載し、太原衛星発射センターから打ち上げられた運搬ロケット「長征2号D」。(太原=新華社配信/鄭斌)

 【新華社太原10月16日】中国は14日午後6時51分(日本時間同7時51分)、山西省太原衛星発射センターで初の太陽探査衛星「羲和(ぎか)」を搭載した運搬ロケット「長征2号D」の打ち上げに成功した。同衛星は世界で初めて太陽Hα(エイチアルファ)線のイメージング分光器による宇宙観測を実現し、太陽フレアの高精度な観測を可能にするもので、太陽物理学分野の研究や宇宙観測、衛星技術の発展にとって重要な意味を持つ。

 羲和の正式名称は「太陽Hα線スペクトル探査およびダブル超高性能プラットフォーム科学技術試験衛星」。太陽望遠鏡を搭載し、高度517キロの太陽同期軌道を飛行する。Hα線は光球と彩層における太陽活動の反応を調べるのに最も適したスペクトル線の一つ。それを分析することで、爆発発生時のコロナの温度・速度の変化などに関するデータを取得でき、動力学的プロセスと物理メカニズムの研究に役立つ。

 国家航天局地球観測データセンター主任で高解像度地球観測プロジェクト総設計師の趙堅(ちょう・けん)氏は羲和について、中国が正式に太陽探査時代に入ったことを示しており、今後は太陽探査の国際協力で新たな局面を切り開いていくと述べた。