在日米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが16日午後2時5分ごろ、同基地に帰港した。5月に同基地を出港したレーガンは、アフガニスタン駐留米軍撤退支援などのために第7艦隊が担当する西太平洋などを離れて中東方面に派遣され、5カ月にわたる航海となった。
帰港後、フレッド・ゴールドハマー艦長はインタビューに応じ、20年続いたアフガニスタンへの軍事介入からの撤退を支援したことについて、「歴史的なこと」と振り返った。任務の内容については、「米軍の撤退に加え、民間人の退避を支援した。万が一不測の事態があった際に対応できるようにしていた」と述べた。
今月2、3日には沖縄南西の海空域で実施された6カ国の共同訓練に参加。海上自衛隊のほか、8月に横須賀へ寄港した原子力空母「カール・ビンソン」、9月に寄港した英空母「クイーン・エリザベス」などと演習を行った。ゴールドハマー艦長は同訓練について「いろいろな意味があるが、自由で開かれたインド太平洋を支援する意味が一番大きい」と語った。
レーガンの帰港で、原子力艦船の横須賀寄港は通算1036回目、今年17回目となった。